Kyojiのよろずひとりごと

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

アメリカ人の約半数がfacebookを一時的な流行と認識

映画ソーシャルネットだけでなく日本では「ソーシャルネットが世界を変える」とか「ビジネスに革命をもたらす」などという文言がうざったいほど踊っているので少々私個人はうんざりしていた。はっきりいって私自身その大半がかなり眉唾だと思っているし、少々から騒ぎの面がなきにしもあらず、と思っていた。

しかしそんな折今日こんなデータがアメリカのbusinessinsiderで掲載されていた。
■CHART OF THE DAY: Half Of The American Public Thinks Facebook Is A Passing Fad
(アメリカ人の半数がfacebookを「いずれ消え去る一時的な流行」と考えている)

Read more: http://www.businessinsider.com/chart-of-the-day-facebook-popularity-2012-5#ixzz1v2dw9IuF

英語が苦手の人のためにおおさっぱに翻訳すると以下のようになる。

facebookには900万人のユーザーがいるという現実にも関らず約半数の人がfacebookを「いずれ消え去る一時的な流行」と考えていることがわかった。

CNBC とAP が1,003人のアメリカ人を対象に調査し、46%の人がfacebookのブームはいずれ消え去り、31% の人が投資対象として「良くない投資対象である」と認識している。

これを見ると日本のネットユーザーと比べるとアメリカ人の方がはるかに冷静だな、ということがわかる。日本社会における先ほども述べたような喧しいほどの「ソーシャルネット」ブームに煽動され流されている日本人が多いのと比べると実に対象的である。
アメリカのマスメデイアもたぶん日本に負けず劣らずこういうIT関係を煽っているだろうがアメリカ人というのは基本的にマスコミを信用していないから概してこうした冷静な反応になるのかもしれない。逆に一方では日本は「テレビなんか見ない」なんてネットに書いているやつが多い割にはこうしたマスコミの煽動にいとも簡単に乗ってしまう人間が多い。これは日本人の中にブームに「乗り遅れる」ということに対して恐怖に近い感情を持ちやすいという国民性もあるだろうし、やはり日米のメデイアに対するリテラシーの違いかもしれない

私もmixiからfacebookにソーシャルネットの中心を動かしていているが、「今のところは」非常に重宝している。実名を使っているためmixiのようなうざったい「荒らし屋」に遭遇することもないし仕事や業務関係のコミュニケーションや情報交換もスムーズにできる。

ただしあくまで「今のところは」である。

かつてmixiもソーシャルネットツールとして非常に重宝した時代があったし、mixiを通して多くの知己、仕事仲間と知り合うことができた。しかし今や見る影もない無残な状況である。コミュ二テイの管理人をやっている関係で時々ログインはしているが、一週間以上ログインしない時も珍しくない。mixiの仲間からは「寂しい」といわれるけど、やはりmixiで何か書き込んだりするのは今非常にリスクが高い。

正直いってfacebookも今は重宝していても、そういう風にならないとは残念ながら言い切れない。

その兆候の1つとして先日の記事でも書いた最近頻発しているアカウント凍結事件である。
facebookの「過度な」実名主義が日本国内の普及の足かせになる危険性
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20120510

先日の某女性アーチストを初め、私の友達もfacebook側から一方的に「偽名」と決め付けられアカウントが停止になった。さらに本名が「坂本龍馬」さんという人や「依田(よだ)」さん(StarwarsのYoda(ヨーダ)を名乗ったと勘違いされたらしい)という女性のアカウントが「偽名」と決め付けられアカウント凍結となっている。

そしてそういうことは今後どんどん増えてくる可能性がある。

実は私の友人に本名だが某芸能人と同姓同名の人間がいるし、また普通の日本人ではちょっと珍しい名前の人物もいる。彼らのアカウントも将来凍結される可能性がある。私の名前も恭史(きょうじ)だが一般的には(やすふみ)とか(きょうし)と読むことが多いためfacebook側に勝手に「偽名」と決め付けられる可能性がある。このように要は人名などなんくせをつけようと思えばいくらでもつけられるのである。

ここで問題なのはfacebook側が偽名」か「本名」をきちんとした調査、確認もせずに独断と偏見で一方的に「偽名」と決め付けてアカウントを凍結させているというプロセスである。

そして上記のように人名などなんくせをつけようと思えばいくらでもつけられる、このようなやりかたでfacebook側によるユーザーの「粛清」が激しくなればいつ自分のアカウントが停止されてもおかしくない状態ーいわばソーシャルネットの「恐怖社会」ーとなってしまう。
ここにはfacebook側がユーザーに対して「上から目線」どころかもっとはっきりいえば「お前らに俺たちのプラットホームを使わせてやっているんだ、文句あるか?」といった態度が垣間見える。

まるで映画「ソーシャルネット」の中のマーク・ザッカーバーグのように機関銃のような早口でしゃべりまくり傲慢、独りよがり、他人をどこか見下すような態度が今のfacebookの運営方法を見ると感じることができる。あれは映画の中だけの話、と思いたいが、この様子だとザッカーバーグはあの映画のとおりの人物のように見えてしまう。

そうなるとfacebookmixiとは別の原因でユーザー離れの憂き目を見る可能性は充分にある。
となると上記のアメリカ国民の「予想」は当たってしまうことになる。

それを防ぐためにも今回のような運営方法、一方的なアカウント凍結の方法は再考した方がいいのではないか? 
ついでにいえば日本は「お客様は神様」という風土が強いマーケットである。一度「お客様」であるユーザーからそっぽむかれたら二度と立ち上がることはできない、ということだけはいっておこう。もっともザッカーバーグ氏がそれに対して聞く耳を持つかどうか、だが..