Kyojiのよろずひとりごと

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

日中韓の領土問題ー危険な国粋主義ロマンチズム

すでにニュースを通してご存じのとおり、韓国の大統領が竹島(独島)への上陸をきっかけに領土問題が再燃し、沖縄に近い尖閣諸島では都や国の買収、国有化による日中関係の悪化と毎日のようにこの問題が報道されている。

韓国も中国も反日運動がもりあがり、特に韓国は反日的な行動を示さないと「非国民」扱いだという。果ては日本で活躍しているKARAや東方神起といったアーチストに竹島(独島)は韓国の領土と発言せよという「踏絵」を要求しているという。

竹島(独島)が実際にどちらの領土なのかはさておき、彼らにとっては韓国は勿論、日本だって彼らが苦労してやっと多くのファンを獲得したわけで彼にとっては日本も韓国も同じくらい大事なはずである。それを考えるとこの「踏絵」の要求はあまりにも彼らには酷である。正直かわいそうだ。

どうも腑に落ちないのはこの日中韓のお互いの争いの内容ーこれでお互いの国で得をする人間など誰もいない。むしろ経済的損失にしかならないだろう。しかも気になるのはどちらの問題も「あまりにタイミングが良すぎる」のだ。どうも誰かが裏で筋書きを書いているのではないか、と勘繰りたくもなる。日本と韓国と中国が仲良くされては困る第三国にーCIAあたりが裏工作でもしたか。

各国も愛国心というのを強調する動きが出ているが、ここで愛国心国粋主義は違うということを押さえておかなければならない。

愛国心というのは郷土愛、その国への共同体への愛情であり、敷いては自分の家族や友人を守るというものだ。かつてはそのために戦争も起きたわけだが、フランス革命のようにフランス王家を倒しても愛国心という言葉が出てきたのは、フランス≠フランス王家ではなくフランス=フランス国民の自由という観点からである。そこには国に対する滅私奉公とか国のために個人の自由を抹殺するといった考えはない。

一方で国粋主義というのはというものをシンボライズし、のために滅私奉公という概念を美化し国というシンボルによるロマンチズムである。つまりというシンボルによる全体主義であり、当然ながら国粋主義というのはのためには個人の自由を抹殺するのはむしろ当然という考え方である。

戦前の日本の軍国主義はまさにこの典型であり、終末期にはむしろ「天皇」を中心として天皇教」というカルト宗教状態にむしろ近かった。何せ天皇陛下万歳といって死にます」といわなければ「非国民」といわれ、それが当たり前の世の中だったのだから....それが国を破滅に追い込んだことは今更いうまでもないだろう。

今の韓国が正直その国粋主義ロマンチズムの状況に近い。戦前の日本を日帝といって詰りながら、その軍国日本を反面教師にせず、実は彼らがもっとも嫌悪する日帝と同じ失敗をおかそうとしているように見える。

どうも今回の背景には韓国の次期大統領選が大きく影響もしているようだ。李明博大統領の再選のための政治パフォーマンス

中国の方も来年初めで胡錦涛が退任の意向を示しており、それに伴う権力闘争が水面下で起きているらしい。時期国家主席の可能性が高い習近平国家副主席は実は対日強硬派でも知られる。

となると結局は政治家たちの権力闘争で誰も得をしない(しいていえば政治家だけが得をする)日中韓対立が起きているということになる。何かそれを考えると「いつでも政治家の権力闘争の犠牲になるのは庶民だ」ということになり腹立たしい。

私見では中国はもうかなりヤバいのではないか、と思っている。複数の経済アナリストは中国バブルはとっくに崩壊しており、これから中国経済の深刻な崩壊が始まる」といっている。経済発展の恩恵にあずかったのは中国の13億の人口の中の3−4億ほどだ、ともいわれる。いずれにせよ経団連経産省は相も変わらず無責任に「中国進出」を奨励しているが今は明らかに自己防衛上も「中国脱出」の時期である。

もっとも無事脱出できれば、の話だが