Kyojiのよろずひとりごと

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

平清盛ー禿(かむろ)を始末して滋子の死ー没落の始まり

先週禿(かむろ)に関する記事を書きましたらびっくりするほどのアクセスが当ブログにきました。まあ史実云々はさておき、ドラマ、映像としてはかなりインパクトがありましたからまあドラマの演出としての効果は最高でしょう。相変わらず低迷している視聴率とは関係なく私はここ数年の大河ドラマの中ではかなりクオリティの高い大河であるという考えは変わりません。いずれにせよさんざん利用されたあげく「始末されて」しまった禿(かむろ)はかわいそうですがしかし清盛がダークサイドに陥っていることを象徴するできごとといっていいかもしれません。

さて、ドラマでは後白河法皇の50歳の賀の模様が描かれていましたが、歴史家の間ではいろんな説がありますが、私はこの時が平家の繁栄の絶頂期といっていいと思います。そして後半突然滋子が病死しますが、これによってパワーバランスがくずれ平家の没落が始まるといってもいいと思います。事実西光藤原成親がたぶん次回か次々回で放送すると思われる「鹿ケ谷の陰謀」につながる動きをします

それにしても滋子の死があまりにも唐突な描き方でしたね。後白河法皇とあれほど仲睦まじく描いていただけに、滋子こと建春門院の病気に伏した点とか、もう少し丁寧に書いてほしかったですね。この大河ドラマ、リアリズムを追求するのは評価しますが時々登場人物(それもかなり「キーパーソン」といっていい人物)が唐突に死を迎えたり簡単に描かれたりしている点はちょっと苦言を呈したいところです、

後程落ち着いたらゆっくり書こうと思いますが私は何度も書きましたように、私は日本史上に「革命家」が3人存在し、平清盛もその一人だと書きました。(あとの二人は織田信長、もう一人は坂本龍馬と考えます)

この3人に共通しますのは
1.未来に対する明確なビジョンを持ちながらも志半ばで倒れたこと。(但しあとの2人はいずれも「暗殺」されたが清盛自身は普通に病死している)

2.「時代の先を行き過ぎた」ため周囲の理解を得られなかったこと。

3.自らの足元から最後はくずれていったこと。(平家は平家以外の武士より反発を受け孤立。織田信長は「本能寺」等)

大河ドラマの清盛は今回を入れてあと11回と聞いていますがすでに平家の没落を詳細に描く動きを見せていることから「壇ノ浦」まで描いちゃうんですかね? 義経や弁慶も描いているし,まあわかりませんがこれからは平家滅亡に向かった動きが加速していくことになります。

平家が滅びた原因がこれから詳しく見えてくると思いますが、もう今の段階でだいたい次のことがいえると思います。

1.「武士の世を作る」といいながら平家以外の武士を引き立てず「平家のみで地位と富を独占」したこと。格差社会を作った)

2.「将来の国作り」のみを見て自らの足元を固める(きちんとした後継者の育成、体制固め)を怠ったこと(地に足のつかない改革)

3.自らの理想にこだわりすぎて、敵を多く作りすぎたこと。(武士では平家以外はみな反平氏となった)

この傾向は織田信長坂本龍馬にもあてはまるかもしれません。

いずれにせよビジョン過多、という点が返って命取りになったような気がします。

これからここの部分がどう描かれますか。楽しみにしようと思います。