Kyojiのよろずひとりごと

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

私のソーシャルネット観

久々にまじめな話

昨今いろんな会社でfacebook等を始めとした「ソーシャルネットをビジネスに有効利用」などといったセミナーがあちこちで開催されているようだ。

私はそういうものに参加したことはないし、実は参加しようとも思っていない。

理由は簡単だ。ソーシャルネットは便利なツールであることは確かだが、所詮は「手段の1つ」でしかない。そしてネットのツールはたいていそうだが、出現した時はもてはやされているがだいたいITコンサルタントとかいう連中がうそぶくほどの効果はないケースがほとんどである。はっきりいって私はこの手の連中を殆ど信用していない。

先日私の友人がまた一人facebookを退会した。理由はfacebookはご存じのとおり「実名」であるがため、facebook経由でストーカー行為を働いたバカがいたためである。

facebookは実名であるがため、こういうリスクが発生する。

いわゆるITギーグ、ITコンサルタント連中はソーシャルネットにおいてコンテンツや情報を「全て公開」してこそ。その機能をフルに利用できる、などと主張しているが「実名」であるがゆえこういうリスクが生じるのだ。特に女性の場合はリスクが高いし、私も以前mixiでコンテンツや情報を「全て公開」してひどい目にあった経験があるので、情報は「リアルにあったこともある友人」のみに限定している。facebook「実名」である関係でそういう使い方でないとはっきりいっておっかなくて使えたもんじゃない。

一方でfacebook「リアルにあったこともある友人」のみにコンテンツを限定すれば非常に快適なソーシャルネット環境になる、今「友達」となっている人たちは大きく分けて3種類いる。
1.古い友人、
2.昔もしくは現在仕事で何らかの絡みが一度でもあった人たち、
3.交流会で知り合い将来的に仕事をするかもしれない人たち、

正直いってこの3種類の人たち以上は別に必要とはしていない。

勿論人によっていろんな使い方がある。アーチストの方などfacebookをファンクラブ変わりに使っている人もいる。多くの場合事務所が管理しているがそれはそれで1つの方法である。

要は人によって一番よい使い方をすればいいのであって、「コンテンツや情報を全て公開にしてこそが本当の使い方である」などと個人ユースの志向を無視した主張を繰り返しているような輩は、信用する価値などない連中である

あとソーシャルネットで自分が発信したい情報を「広告」で広げることができる機能がある。

これも私は使おうとは思っていない。理由は以下の二点である

1.まず「アプリ」とかが多い現在のソーシャルネット環境で自分のクレジットカード情報を登録するのは怖い

意外に知られていないが「アプリ」は本質的にファイアーウオールを無効にする、もっといえば「アプリ」は同時に自分の個人情報が第三者に見られてしまうというリスクが生じる。そんな中自分のクレジットカードを始めとする財務情報を安易に入れられるか、私はNOだ。クレジットカードのファイアーウオールはきつくしているとfacebook側はいっているが、正直額面通り信用はできない。だから私はクレジットカードを始めとする情報はfacebookにもmixiにも登録していない。将来的にもするつもりはない。
また最近になってアメリカの各IT会社は実はセキュリテイに関して実にいい加減なこともわかってきた。正直時々amazonですら信用できるのか?と思う時もある。自分にとって重要な情報がいつのまにかIT会社の「都合」とかで知らないうちに「晒されている」ことも起こりえないわけではない。facebookは特に「実名」だけにそのリスクは高い。少なくとも現状ではfacebook自分の電話番号や住所等を登録するのはやめた方がいい。実際スマートフォンのアプリで本人が知らないうちにその情報が流れたケースも多発している。アメリカのIT会社のセキュリテイはあまり信用してはいけない。

2.ネットの「広告」はいわれているほど費用対効果がすぐれているわけではない

ネットの広告はマスメデイアの広告よりはるかに「費用対効果」が優っている、そう考えている人は多いし半ば信仰にすらなっている、

ある面では正しい。但しそれには条件がある。
それはアフィリエートが成果報酬ーつまり商業行為が成立した時にのみ「広告費」が発生した場合に限る という点である。

これがクリック単価、つまりクリックした時点で費用が発生した場合はその限りではない
そしてfacebookの広告はそのクリック単価でありGoogleAdwordsと同じである。
そして私はAdwordsをやめた人間である。

理由は勿論、費用対効果、実はクリック単価にすると成約率を考えるとマスメデイアの広告の成約率とたいして変わらない。クリック率はだいたい平均して1-2% その中で実際に成約するのはせいぜいよくて数パーセントである。つまり成約率は0.004-0.005% に過ぎない。つまり1万分のいくつ程度、1クリック1円だとしても1万円で一回成約できるかどうか、そんなレベルである。

これではマスメデイア広告の一般的にいわれている成約率とたいして変わらない

だからネット広告だからといってマスメデイアの広告より費用対効果が無条件いい、というのは神話でしかない。かかる費用の規模が違うだけである。

尚、facebookは10億人に向けて広告できる、とうそぶいているがその場合「日本語の広告」を作っても何の意味もない(笑) 最低限英語の広告を作らないとね

というわけで私はこれも却下(笑)

私はmixi時代を入れると2000年代半ばからソーシャルネットを使っていて今はすっかりfacebookがメインとなっている。そして現在のfacebookの使い方が一番快適である。

但しあくまでfacebookが現状のシステムを維持している、という条件のもとだが...
もしfacebookがシステムを変え、たとえば会員全員を強制的に個人情報含めあらゆる情報を「全体に公開のみ」に限定しようとシステム変更したら、私は躊躇せず退会するだろう。

ソーシャルネットは便利だがリスクもたえず存在するという認識はもつべきである。