Kyojiのよろずひとりごと

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

家入一真氏都知事選出馬に見るネットの政治への影響力過信

世間の反応はともかくネット内では大騒ぎにはなって多くのITギーグが支持を表明している家入一真氏の都知事選出馬。

■【超速報】家入一真氏の都知事選出馬記者会見を全文書き起こし「選挙や政治をうまくハッキングしたい」
http://logmi.jp/5389

まあ取り分け仕掛け人がホリエモンだからやはり胡散臭さは拭えないのだけど、実際インターネットって一部の人がいうほどリアルな政治にそれほど大きな影響力を与えうるものなのだろうか?

ネットばかり見ている人は「ネットで世の中の全てをコントロールできる」などという錯覚に陥りがちである。私も前回の衆議院選挙参議院選挙で相当twitter、やブログ(当ブログにいかに政治関係ーとりわけ安部政権批判の記事が多いことを見ればその点はおわかりいただけると思うが)で相当「政治運動」をしている方だと思うが、それが政治の状況に対して影響力を与えるどころか、はっきりいって無力感しか感じなかった。敵に対しては蚊に食われる程度の影響力すらなかったと思う。

勿論私などとホリエモンのネットの影響力など比べるべくもない。それはtwitterのフォロワーの数を見れば明らかだが(もっとも100万人近いホリエモンのフォロワー全員がホリエモンの「ファン」とは限らんが) しかしそれが政治状況にどれだけの影響力を与えうるか、というと少なくとも今現在の日本では?を付けざるを得ない。

その根拠は昨年7月の初めて「ネットで選挙運動が解禁された」参議院選挙の状況をみればいい。たしかにtwitterFacebook、そしてその他ブログ等で選挙からみの活発な書き込みが多かったが、蓋を開けてみれば最終投票率52.61%戦後三番目の低投票率

これを見るとネットに熱心に選挙関係の書きこみをしたり、つぶやいた「ネットのヒマ人」連中の大部分はおそらく選挙にすら行ってない。
彼らはネット内では元気でも「リアルな」シチュエーションではなんでも尻込みするのだ。リア従どころか、リアルな行動には全く踏み切れない連中が多い。おそらく面と向かって会話すらロクにできない「欠陥人間」ぞろい(障害者といってもいい)である。

つまり「ネットのヒマ人」やITギーグ連中が「ネットの力」とか「ネットの可能性」とかをいくら誇示したくても政治というのは彼らが苦手とする「リアルな世界」なのだ。

まあ家入氏の選挙運動にはホリエモンが全面バックアップするだろうが、100万人近いフォロワーをtwitterで持っていてもその人たち全員が東京都民ではないだろうし、ホリエモンのいうことをなんでも右向け右、という人たちだけでもあるまい。「リアルな世界」というのはそんな甘いものではない。現実問題としてやはり彼らが嫌う「古典的な」街頭握手活動だって必要である。

私は音楽の「ネットプロモーション」を行って惨澹たる結果を見てきたという経験がある。「ネット」の社会への影響力など一部の人が騒ぐほどのものではない、ということを痛いほど実感した経験がある。だからネットの政治への影響力を過信すると痛い目に遭う可能性の方が高いと思う。

少なくてもまだ、今の日本では...