Kyojiのよろずひとりごと

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

SNSに関する一考ー公開する情報と非公開を分別

私は日本ではSNSを比較的早い段階から活用していた方だと思う。

今ではすっかり使わなくなったmixiも黎明期から参加、当時は非常に重宝していた多くのクリエーターやミュージシャンとの出会いもあった。仕事の面でもかなり有効なツールとして機能していた時期があった。しかしそのmixiも今は見る影もない。最近売上的には復活しているが、それはたまたまゲームで復活していただけでSNSとして復活したわけではない。これではグリーとかモバゲー(一応これらもSNSではある)と大して変わらない。最近マークを変えてイメージチェンジを測ろうとしているようだが、(図)一度離れたユーザーが戻ってくる可能性は低い。

いまだに一部のITコンサルタント、ITギーグの間ではSNSの機能をフルに使うためには「全てのSNS情報を公開し、友達も無制限に承認すべきだ」などと無責任に主張している人間が少なくない。だがそれをやることは大きなリスクを伴うことはSNSをある程度長くやっている人間ならわかるはずだ。私自身もmixiでかなり嫌な思いをした経験がある(特に2009年から2011年くらいのmixiは本当に酷かった、2ちゃんなみにスパム業者と「荒らし屋」の天国だったといっても過言ではない)人間からすればやはりSNSの基本は「情報を友人、もしくはよく知っている人間のみに公開」というスタンスが一番である。特に現在主に使っているFacebookは実名を公開するからなおさらのこと、よく知らない人間とつながるのは危険である。

なぜならmixiの時にも経験したが、世の中の全てが分かり合える人間ではない、という悲しい現実があるからである。よく知らない人間とSNSとつながると当然その中にスパム業者、や反社会的な人物、ネットのバカな暇人、荒らし屋などが混じっても不思議ではない。インターネットはよい人間とつながる機会もあるが同じくらいこうした好ましからざる人物とつながる可能性もあるのである。mixiは1000人、Facebookは5000人まで友人の承認は可能だが、Facebookは実名や誰がどこに住んでいるか個人情報は友人には筒抜けのため特に注意が必要である。実際Facebookのつながりで殺人事件やストーカーなども頻発している。

facebookのロゴ
インターネットではいまだに「全ての情報は公開すべきーInformation SHOULD be freeなどという雰囲気が根強くある。SNSのデフォルトが「全てに公開」になっているのもそのためであり、情報が自由に行きかうためにはプライバシーやセキュリテイを犠牲にしてもかまわない、などという雰囲気があった。今ではさすがにそこまでいう人間は少なくはなったものの、まだ「基本的には情報を自由に行きかわせる、情報のセキュリテイはあたかも⦅オプション⦆であるかのような」雰囲気は根強く残っている。いずれにせよ私はIT屋で「全てのSNS情報を公開し、友達も無制限に承認すべきだ」などと頑強に主張するような輩は信用しないし、たぶんこういう輩といっしょに仕事してもロクな結果にはならない、ということはできる。(時々こういうIT屋は実はスパム業者あたりとグルになっているのではないか、と勘繰りたくなる時もある)

ただ最近SNSをやる上では「友人のみ」の設定でも不十分だと思う時がある。というのも私はFacebookの友人は今日現在、338人で決して多い方ではないが、その中でも「親しい人」「そうでもない人(=限りなく知り合いレベルに近い)」の差が相当あるという点である。当然その中には「情報を公開してもOKな人」「友人でも公開しない方がいい情報」というものが出てくる。つまり友人の中でもランク分けが必要になる。

それを考えるとネットで情報を出す場合、その情報が「どのレベルまで公開してOKなのか?」を自分で吟味した上で発信して問題ないのかどうか注意が必要ということだ。よく自分の会社の不満とかをSNSで思わず吐露したのを会社の上司に見つかり、そのあと会社内で騒動を起こした例も少なくないと聞くが、SNSを始めネットに情報を書くー情報を発信する場合には必ず何らかのリスクも生じるということを肝に銘じておくべきである。

だからいくら情報化社会とはいえ、いや情報化社会だからこそ「いかなる情報も内容に関係なく自由に発信すべき」と考えるのは危険だ、ということである。

自戒のためにいうと私自身そのあたりを今まできちんと心がけていたかどうか、私自身も大いに反省しなくては、とも思っている。

SNSは最近私は一度リアルにあっても友人申請は少なくとも私の方からは原則しない。する場合は今後仕事、その他でリアルに会う機会が発生する可能性の高い人のみである。友人が多いからよいというわけではない。勿論少なく過ぎるとSNSは楽しくないのは事実だが..

そしてブログ記事などは「完全に公開」の記事である。高々平均100-200程度のアクセスしかない、社会的影響力など皆無に近いブログだがそれでも不特定多数の人が見ることに変わりはない。(時々何かをきっかけにドッとアクセスが増える時もあるが、それは寧ろ例外として考えるべきだ)

そんなわけで今後は記事や情報を発信する時に以下の点にきをつけるようにする。

1.この情報は公開すべき情報かもしくは非公開(機密情報も含む)にすべきか
2.この情報、記事はブログ記事(つまり公開)する内容化SNS(友人のみ)に限定すべきか
3.この情報は全ての友人に公開して問題ないか、それとも友人の中の特定の人に限るべきか
4、この情報は自分以外にとって重要な情報か、どうでもいい内容の情報か
5.この情報を公開することによりどのような影響(自分もしくは他人、社会全体)が考えられるか

以上のような私なりの情報に対するコンプライアンスを制定しようと思う。