Kyojiのよろずひとりごと

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

Facebookの友人に関する見解と「SNS神話」の崩壊

<長文注意>
当ブログでも「ソーシャルネットが革命をもたらす的」な議論に対してかなり批判してきたし、実際ソーシャルネットは確かに便利なツールではあるものの、一部のITギーグ、ITコンサルタントが持ち上げるほどのものではないことを何回か述べた。

そしてここではFacebookとそれをまつわる友人に対する見解を述べつつ、いまだにITギーグ、ITコンサルタントエバンジェリストとかいう連中がまき散らしている「SNS神話」をこの際一刀両断しようと思う。


私のFacebook友人は今日現在で380人、多くもなく少なくもない、私にとってはある意味ちょうどいい数字かもしれない。以前も書いたように私は無理に友人をやたらめたら増やしたり、何が何でも数千人単位にする、などというつもりはさらさらない。はっきりいってそんなことには興味がない

私の見たところFacebook友人は大きく分けて3つのグループに分かれると考えている。

1.投稿に対してコメントや「イイネ!」を日常的に頻繁にしてくれて、仕事もしくはプライベートでもつきあいの多い友人 -- グループ A(私の場合だいたい全体の1/3)

2.内容に応じて時々(1ほど頻繁ではない)コメントや「イイネ!」をしてくれる友人、頻繁ではないものの時々リアルに会う機会もある友人-- グループ B(こちらもだいたい1/3)

3.内コメントや「イイネ!」が殆どなく、たとえ以前リアルに会ってももはやもう一度会うと誰だかわからない、もしくはリアルに会ってすらいない友人-- グループ C(残りの1/3)

私の場合だいたい各グループ1/3ずつだが、グループ Aの人は絶えずfacebook上でも交流やコミュニケーションが行われるし、こちらがイベント(パーテイ―、コンサート)を立ち上げでも都合がつけば来てくれる可能性が高い層の人たちである。グループ Bの人たちも、グループ Aほどではないが、交流コミュニケーション、あるいはイベント出席の可能性がある人たちである。

しかしグループ Cの人たちは、日常的な交流も皆無だし、仮に一度昔会った人でもその後何の交流も、投稿その他で「イイネ!」すらない人たちだと仮に実際にその後会っても「はて、どなたさんでしたっけ?」となる可能性が高い人だ。勿論この層の人たちはイベントの誘いを行っても参加してくれる可能性はほぼ皆無といっていい。

友人は知らない人でも積極的に承認し友人の数を増やすべきだ、などと考えているITコンサルタントエバンジェリストがいまだ多いようだが、実際知らない人、会ってすらいない人間でFacebookでつながっても、たいていの場合グループ Cの中に分類される場合が殆どである。

つまりいたずらにFacebookの友人だけ増やしても、それが知らない人、会ってもいない人をいくらふやしたところで、あなたの投稿に「イイネ!」すらしない、イベント等にも参加しない、そして何よりもあなたと会っていない人であなたがどんな人かわかっていないわけし、あなたのことをよく知ろうともしない。そういう人はあなたがどんなにいい投稿をしてもその投稿はその人にスルーされてしまうのだ。これでは仮にFacebookでつながったとしてもSNS経由で人間関係を構築、発展していくのは難しい。これはテクニカルにはSNSでつながってはいても実質的につながっていない状態に等しい。

つまり見知らなぬ人に積極的友人申請したりに承認したりしてもグループ Cの人間を無駄に増やすだけだ。

ソーシャルネットマーケテイングの話をしたいのであれば、グループ Cの人たちと大勢つながることはマーケット的な見地からも、人間関係構築の面からも全く意味がない行為であることがおわかりいただけるだろうか?

中川淳一郎さんがいまや名著といっていいウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)でインターネット黎明期にさまざまな「IT革命論」とか「ネットがもたらすバラ色の未来」等を批判したのは、それは「インターネットユーザーが全て賢い場合ならば」という条件のもと、実際ネットに24時間張り付いている連中の殆どはバカと暇人でしかないわけだから、それは幻想だ、と指摘していた。

同じように「ソーシャルネットが革命をもたらす」的な議論はFacebookでつながっている友人が上記グループ Aグループ Bのみで4000-5000人構成されていれば、それは真実かもしれない。

だが実際によほど人気有名人や「カリスマ」的な存在の人物でもない限り友人がグループ Aグループ Bのみで構成されていることなどありえない。
それゆえ、巷にいまだにあふれている「ソーシャルネット神話」がいかに非現実的なものであるかがわかるであろう。

私は原則リアルにあった人のみをFacebookで友人にしている。それでも3つのグループでそれぞれ1/3くらいに分かれる。おそらく友人が数千人単位いる人はよほどの人気有名人でない限り殆どのケースでグループ Aの割合が激減し、グループ Cの割合が増加するだろう。例外的なケースでない限り、4000-5000人単位で友人がいる人のおそらく7−8割はグループ Cに分類されてしまうのではないだろうか? そんな友人(とすら呼べないと思う)が大多数のSNSなどやっていてつまらないだろうし、また「成りすまし」「スパム業者」「荒らし」行為に走るいわゆるアホでヒマな「ネット住民」が紛れ込んで可能性も高い。(何度も書くが女性がこれをやるのは極めて危険である。)「ソーシャルネットマーケテイング」の観点からも愚の骨頂といっていい。

だからもしあなたの周囲、ITコンサルタントエバンジェリスト「友人は知らない人でも積極的に承認や申請してSNSの友人の数を数千人単位にすべきだ」などと主張している人間がいたとしたらそいつは即刻クビにすべきだ。あなたを間違った方向に誘導しているし、決してあなたにとっていい結果をもたらさない。

私も実は成り行きでリアルに会ってすらいない人をFacebook友人にしてしまった例が14人ほどいる。その中で数名を除けば正直「承認するんじゃなかった」というのが正直な感想だ。今まではそのままにしておいているが現在該当人物の友人リストよりの削除を検討している。今までは「荒らし」「スパム行為」をしない限り友人削除はしていないが、今回はSNSの快適性という観点からも現在大真面目に検討している。

特に嫌なのはその中で数千人単位の友人を持っている奴である。だいたい友人が何千人もいたらタイムラインなど訳のわからない状態になるであろう。このくらいの数の友人がいた場合、友人のソーシャルネットの書き込みを全てフォローするのはほぼ不可能である。そうなるとあなたに数千人の友人がいた場合、あなたはその人に対して実質的にリードオンリーの状態と同じになる。つまり自分の書き込みをその数千人の友人を持つ人間が読んでくれる可能性は低いということ。

但し、それでも私の友人で数千人単位の友人を持つ人でもグループ Aに属している人は「イイネ!」もコメントもちゃんとしてくれる。なぜならグループ Aの人はあなたに対して関心を持ってくれているからである。

一方グループ Cに分類される人で数千人の友人がいる場合、たいてい「イイネ!」もコメントも全くしない。当然あなたの投稿に対しても全くスルーである。そのような場合あなたはこの人にとって「数千分の1」以上の意味を持っていない。つまり単なる数合わせのためにあなたに友人申請したに過ぎない。単なるワンオブゼム以上のものではなくあなたを一人の人格として尊重もしていない。何よりもあなたを人脈として大切に人間関係を育てて行こうなどという態度が微塵も見られない。そんな人とつながって一体何の意味がある?

勿論、もしあなたがそういう形でもかまわないから、その人とつながっていたい、というのならそれでもかまわないが、私はこういうSNSのつながり方は大嫌いである。それならばいっそのこと友人申請を取り消してくれた方がマシである。なぜならそのような状況でその人と人間関係を構築したり親しくなることなどほぼありえず、ソーシャルネットでつながっていることに何の意味も感じないからである。

中川淳一郎さんはSNSについての未来について、「40人の法則」でSNSで出会った人間よりもリアルであった40人を大事にしたいと述べていた。
■ネットニュース編集者・中川淳一郎氏が語る「SNSの未来」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/147147/2

まあ40人という数の議論はさておき、私は現在のFacebook友人でグループ Aに属している人たち(それでも120−130人いる)との関係を大事にしていきたい、と考えている。あわよくばグループ Bの人たちの一部をグループ Aに組み込める状態になればなおいい。この人たちこそ自分にとってもっとも重要な人脈であり、自分にとって財産となる人たちである。多少ログインの頻度とかで数名ずれることがあるがFacebookの「友達」リストで上の順番に並んでいる人たちはあなたにとってグループ A、そしてグループ B、一番下の部分がグループ Cの人たちと考えていい。

いずれにせよ私に関して明らかに何の関心も持っていない、私の投稿も全てスルーで「イイネ!」すら1回もしていない人が30人とほどいる。その中にはリアルに会ってすらいない人も多い。確かにそのままにしても何の影響もないので別に捨て置いてもいいとも思っていたが、やはり整理した方がいいかな、とも考えて現在友人削除を検討中だ。特にFacebookでイベントを立ち上げる時にお知らせを送信する時、正直こういう人たちって邪魔なのだ。誘ったってどうせ来ないのがわかっているし、非常に煩わしい。


SNS,とりわけFacebookは元々人脈が貧弱だった私にとって便利なツールでありつづけたし、これからもそうあって欲しいとは思う。同時に使う以上は快適な状態で使いたい。「荒らし」「スパム」は論外だが、友達からみでストレスを感じる状態でSNSはやりたくないものである。
<後書き>
この記事を書いた翌日に上記に該当するfacebook友人を全員ではないが一部友人から削除した。