Kyojiのよろずひとりごと

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

第47回衆院選所感−「大勝」というよりは現状維持の与党

第47回衆議院選挙の投票結果は以下の通り

マスコミは「自公大勝」と報じているし、衆議院議席を合わせて3分の2取ったという面では確かにそうかもしれない。

だが今回の選挙結果は安倍晋三が果たして狙った通りの結果だったのか、というといささかマークがつく

そもそも今回の選挙、最初から野党の負け戦であることは見えていた。懸案のリベラル勢力の結集もうまくいかず、殆ど選挙態勢が整わぬままの選挙、安部政権はそれを見越して今回の選挙に踏み切った。

結論からいうと私は今回は野党はその悪条件の中でよく踏ん張ったのではないだろうかと思う。史上最低の投票率の割には、である。勿論酷い選挙結果であることに変わりはないのだが..

大手新聞の事前の選挙情勢では自民党単独で300議席とか、下手すれば自民単独で衆議院の3分の2獲得とか報道されていた。しかし結果としては自民党は290議席ーこれは公示前よりも実は3議席減らしているのである。 

元々公示前の時点で自民党公明党は既に衆議院の3分の2を占めていた。だから自公大勝というが寧ろ「現状維持」という表現の方が正しい。要は与党の現状維持のために700億円の血税が使われたという点
この方がよっぽど問題だ。

安倍晋三の今回の選挙の本当の狙いは自民単独で衆議院の3分の2獲得が目的だったのではないだろうか? だとすれば今回の選挙の安部晋三の真の目的を阻止したことにはなる

つまり(酷い選挙結果には違いないのだが)事前に言われたような最悪の結果だけは免れたというべきかもしれない。

勿論野党の現状の体たらくは目を覆わんばかりだが、この状況からすれば寧ろ健闘したというべきかもしれない。今回はこれが精一杯だったろう。民主党はわずかながら議席を伸ばし、大幅後退といわれた維新も1議席減らすくらいで踏みとどまった(「みんなの党」の勢力は事実上消滅)共産党も事前予想通り倍増。

しかし何よりも今回の衆議院選挙で残念なのは最終投票率が史上ワーストを大幅に更新する52.67%に終わったこと。

選挙結果よりも「選ばなかった」日本人に絶望している。

民主的選挙権獲得のために戦っているお隣の香港の若者にバカにされるね。これじゃ。

実際この史上ワースト投票率にも関わらず野党がある程度踏ん張った。これで衆院選の平均投票率である60−65%だったら選挙情勢はどうなったかわからない。

この国の投票率に関しては私は何とかすべきだと思うし、腹に据えかねるのは一部の文化人に低投票率を奨励もしくは容認する輩すらいる。それに関しては次の記事で述べる